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2010年04月06日

人が持つ成長の可能性


「人材を評価する」とか、「適性を見極めて採用・配置する」

というような視点で仕事をしていると、

どうしても人をすぐに評価してしまったり、見切ってしまって、

「この人はこうだろう」

という風なレッテルを貼ってしまいがちになる。



例えば、自分の息子を見ていて、

「この子は運動が苦手だなあ_」

という見方をしてしまうと、いよいよそういう風に見えてくる。


しかし、子供だからということもあるかもしれないが、

いろんなことにトライさせてみると、

人より成長の歩みはスローだけれど、

着実に成長したり、あるいはある時期に飛躍的にモチベーション・技能が高まったりすることがある。



その時に意識すべきなのが、

「自分はとにかくできるんだ!」

という、思い込みにも近い意識を植え付けてあげること。


周囲が「出来る」という気持ちを持って、それを伝えてあげることで、

自分なりの目標イメージができ、

いずれはそれに近づいていくものである。


これを、『ピグマリオン効果』と呼ぶ。


ある小学生を対象にした学習実験で、

Aクラスは、先生がとにかく「君たちは優秀だ、できる!」

というアプローチで生徒に接する。

Bクラスでは、「君たちは何でこれができないんだ!」

という叱責アプローチで接する。


当初は同じ学力レベルに合わせ、

同じカリキュラムをこなした両クラスだが、

結果としては、Aクラスの方が学力が伸びた、という話。



ビジネスの世界でも、

他人から見れば「根拠の無い自信」でも、

それを持ち続け、行動し続ける人は成長・成功を勝ち取っている人が多い。


逆に、自分で自分はこの程度、と枠に嵌めたり、

周囲が、「君はこう」という評価を、有言無言にかかわらず伝えていると、

早々に成長をあきらめてしまう人がやっぱり多い。


自分なりの成長イメージ、目標を持つこと、

親や上司という立場の人は、彼らの成長を信じてそれ伝えてあげることの重要性に、

最近改めて気づいた。





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