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2010年10月05日

話に臨場感を持たせる

臨場感を持たせるとは、
「まるで、その現場を目撃している、あるいは自分が体験しているかのような心理状態にさせる」
ということです。

そのためによく用いられるのが、

「落語のような会話形式」

です。

ご存知のように、落語は複数の登場人物の会話形式で1人のスピーカーが話しますが、
それと同じようなことをするのです。

例えば、
「その時、山田さんは私にこういう風に言いました。『佐藤さん、やっぱり●●は本当に難しいですねぇ』」

というように、実際にあった会話のワンシーンを再現します。

単純なことですが、それにより聞き手は、スピーカーの解釈を通して事実を知らされるのでなく、自身が直接その事実を見聞きしたかのように捉えることができます。

単に事実を知らせるだけなら、
「山田さんは●●の難しさを強調していました」
と応えるだけですが、それでは味気ないでしょう。

また、会話形式をはさむことで、話の調子に変化がもたらされ、聞き手を話に引き込む効果もあります。



もう一つ、臨場感を持たせる方法は、

「擬音語・擬態語を使う」ことです。


「その時、目の前がパッと開けて、・・・」

「ゴーッ、という地響きのような音がして・・・」

など、の擬態語・擬音語を入れることで、
話にリズムが生まれ、
聞き手が状況に対するイメージを膨らませるのに一役買います。


スピーカー自身は、自らが体験したことをある程度の興奮を持って受け止め、
だからこそそれをスピーチで話すわけですが、
人は立場が違うため、自分が感じた興奮も、案外人には伝わらないものです。

そのことを肝に銘じ、聞き手に伝えるための味付けを、自分なりに工夫する必要があるのです。



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