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2010年10月03日

眼力(めぢから)を使う

何事においても、視線の強さというのは、相手に与える影響力・説得力につながります。

日経スポーツ欄に、「チェンジアップ」というコラムで豊田泰光さんが連載されてますが、
その中にこんな話がありました。

昔、西鉄ライオンズに「バントの名手」と言われる選手がいて、
必ずランナーを進めたいときには代打で起用されていた。
相手チームは当然バントを警戒して、ファースト・サードは前に突っ込んでくるが、
それでも事も無げにバントを成功させる。

そのコツを本人に聞いたところ、それは「目力」にあると。
突っ込もうとする内野手を一旦ジロリとにらみつけることで、
その足を止めることができるという。



視線の強さは、その人の意思の強さや自信を如実に表します。

スピーチの場でも、視線を説得力を高める武器として使うべきです。

まずは、

『視線の置き方・動かし方』

ですが、

ベストなのは、スピーチの中で、聞き手一人ずつ1回以上は視線を合わせることです。
人数が多いとできませんが、10名以下であれば意識すればできます。

あまりじろじろと、5秒も10秒も見つめ続けると違和感が出ますので、
ある程度さらっと視線を流していきます。


聞き手が多い場合には、全員に目配りするのが難しく、
あまりそこに意識を取られすぎてもいけませんので、
簡単にできる

「3点法」

をご紹介します。

正面、および左右両翼に1人ずつ、計3名ターゲットとなる聴衆を決めておきます。
定期的に視点をそこに移動しておけば、
だいたいその周囲にいる人も「自分に話しかけている」ように感じ、
話に引き込むことが出来ます。

3点を意識しないと、結果的に会場の片側だけとか、前の席だけを見て話していたということになりがちです。

ターゲットを決める際には、じっとこちらを見ながら話を聞いてくれたり、うなづいてくれるような人を選びます。

その人と視線を合わせることで、こちらの気分も盛り上がるという効果もあります。



あとは、「目線の強さ」も意識します。

どうしても自信がないと、視線は移動させているのですが「伏目がち」になり、
せっかくの意図・メッセージが伝わりません。

少し目線を上げ、眼を見開くように意識することで、
相手側に与える目線を強くすることができます。




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