2006年11月13日
誉めることの功罪
今日、うちに帰ると、妻が
「今日は陽くん(長男、2歳)、注射で泣かなかったよ」
と報告。
陽くんも、
「なかんかったで~」
とアピール
となると、こちらとしては、
「すごいなあ~、つよいなあ~
」
と誉めてあげるのが自然な成り行きです。
夕刊を見ると、また中学生自殺の記事。
いじめがあったようですが、記事によると、
母親には
「先生に話したから大丈夫」
と、思いつめた様子は無かったという。
実は、この2つの現象が妙に頭の中でつながってしまいました。
子供に対して誉めるのは、実は私も妻も意識的にしていることで、
「誉めて伸ばす」
と一般的に言われるように、
誉めることで達成感や自信を持たせようというもの。
今日の会話からも、
すでにそういう思考サイクルは彼の中に出来上がりつつあり、
「お父さんに誉められるから、頑張ろう」
という意識はあると思います。
しかし、行き過ぎると、
親(大人)に対して誉められる、認められていること自体が重荷になり、
それを打ち明けることもできず、
評価を落とすことを恐れたり
という考えに陥ってしまうと果たしてどうなるか・・・?
そう考えると、
昨今の自殺のニュースもあながち他人事ではない気がするのです。
きっと答えの出ない問いかもしれませんが、
おそらく、子供であっても部下であっても、
その人のあるがままの姿(つまり長所もあれば短所もあるという状態)を受け入れること、
変に誘導しすぎないこと、
そんなことが大切なのかもしれません。
(ただし、組織の場合はまた違った難しさがありますね。学校や宗教団体ならまだしも、お客様あっての組織ですし、存続するために、個人を超えた組織の価値観が優先したり。別の切り口から論じる必要がありますね)
「今日は陽くん(長男、2歳)、注射で泣かなかったよ」
と報告。
陽くんも、
「なかんかったで~」
とアピール

となると、こちらとしては、
「すごいなあ~、つよいなあ~

と誉めてあげるのが自然な成り行きです。
夕刊を見ると、また中学生自殺の記事。
いじめがあったようですが、記事によると、
母親には
「先生に話したから大丈夫」
と、思いつめた様子は無かったという。
実は、この2つの現象が妙に頭の中でつながってしまいました。
子供に対して誉めるのは、実は私も妻も意識的にしていることで、
「誉めて伸ばす」
と一般的に言われるように、
誉めることで達成感や自信を持たせようというもの。
今日の会話からも、
すでにそういう思考サイクルは彼の中に出来上がりつつあり、
「お父さんに誉められるから、頑張ろう」
という意識はあると思います。
しかし、行き過ぎると、
親(大人)に対して誉められる、認められていること自体が重荷になり、
それを打ち明けることもできず、
評価を落とすことを恐れたり
という考えに陥ってしまうと果たしてどうなるか・・・?
そう考えると、
昨今の自殺のニュースもあながち他人事ではない気がするのです。
きっと答えの出ない問いかもしれませんが、
おそらく、子供であっても部下であっても、
その人のあるがままの姿(つまり長所もあれば短所もあるという状態)を受け入れること、
変に誘導しすぎないこと、
そんなことが大切なのかもしれません。
(ただし、組織の場合はまた違った難しさがありますね。学校や宗教団体ならまだしも、お客様あっての組織ですし、存続するために、個人を超えた組織の価値観が優先したり。別の切り口から論じる必要がありますね)
Posted by とん at 22:42│Comments(0)
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