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2010年09月21日

一人ロープレで、言葉のつなぎをチェックする

さて、それではスピーチの構成が完成したとして、それで万全に話せるかというと、
まだやるべきことは残っています。

それが、「1人ロープレ」です。

ロープレとは「ロールプレイング(役割演技)」の略語で、
よく研修などで「評価面談ロープレ」「商談ロープレ」と題し、
1対1の面談形式での場面設定をし、本番さながらの予行練習に臨むことがあります。

スピーチの場合、1人でその予行練習ができますので、「1人ロープレ」と勝手に呼ぶことにします。

ロープレでは、実際に話す(スピーチする)場面を想定し、
冒頭のテーマ発表「それでは本日は○○についてお話しします。・・・」
というところから、話し言葉を口にしていきます。

事前の構成を作るところでは、
伝えるべき話材・結論を書き並べるという作業にとどまっていますが、
実際に構成したものをスピーチとして口に出してみることで、
重要なチェックを行うことが出来ます。

それが、「言葉のつなぎ」です。

言葉のつなぎとしては、例えば

・順接 ~「だから、・・・」
・逆説 ~「しかし、・・・」「ところで、・・・」
・並列 ~「また、・・・」
・転換 ~「話は変わりますが、・・・」

などがありますが、
こういう言葉のつなぎを口に出して補ってみると、

「どうもつながりがおかしい」
「しっくりこない」
というところが結構出てきます。

それは、そもそもの構成において、
論理展開が不明瞭であったり、
話の一貫性にかけていたりする箇所なのです。

構成や話材を考えているときは、
自分の頭の中では流れができているつもりになっていても、
聞き手にとっては話の流れが充分にスムーズでないと、
案外理解してくれないものです。


このロープレにより、
つなぎの言葉まで迷い無く準備しておくことで、
聞きやすさ・わかりやすさは格段に向上します。



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