2010年04月15日
誉めることの功罪②
(関連記事はこちら)
誉めることの功罪
以前から漠然と感じていたことが明確に本に書かれていました。
「その科学が成功を決める」
《実験》
3グループの子供たちに、テストの結果を伝える
(実際の点数は伏せ、全員80点という優秀な結果だったと伝達)
加えて、第1グループには、
「これは君が頭がいいからだ!」
と褒め称える。
第2グループには、何も言わない。
第3グループには、
「これは君が努力したからだ」
と伝える。
その後、さらに2つの実験を続ける。
①2つの課題(難しいもの/簡単なもの)を見せ、どちらに取り組むか選ばせる
(結果)
1グループ 多くが簡単な方を選んだ
2グループ ほぼ半々
3グループ 多くが難しい方を選んだ
②最初のテストより簡単なテストを、全グループに受けさせる
(結果)
1グループ 点数が下がった
2グループ 変化なし(?)
3グループ 点数が上がった
この実験結果より、
「頭がいい」と誉められたグループのパフォーマンスが下がったのは、
・自分は頑張らなくてもできると思い、努力しなくなる
・成功しなかったら格好悪いと思い、失敗を恐れ挑戦を避けるようになる
・また、もしも実際に悪い成績を取ると、自分には能力が無いと思い無力感にさいなまれる
ということだ。
《結論》
誉めることは大事だが、その誉める対象が重要である。
「能力」に対する誉め言葉は、このように悪影響を与える。
対して、努力などの「行動プロセス」を誉めることで、またさらなる努力を引き出すことが出来る。
結果、その努力が実を結び、成功する確率も高くなる。
関連して思うのは、
「結果」についても誉めることにも、弊害があるのではないか?
結果が誉められることで、「また次も結果を出さなければ」という強迫観念が芽生えることは実際にある。
人材育成にあたる人にとって、
「行動プロセス」や「成果でなく内なる成長」
をしっかりと見てあげることが重要だと思う。
誉めることの功罪
以前から漠然と感じていたことが明確に本に書かれていました。
「その科学が成功を決める」
《実験》
3グループの子供たちに、テストの結果を伝える
(実際の点数は伏せ、全員80点という優秀な結果だったと伝達)
加えて、第1グループには、
「これは君が頭がいいからだ!」
と褒め称える。
第2グループには、何も言わない。
第3グループには、
「これは君が努力したからだ」
と伝える。
その後、さらに2つの実験を続ける。
①2つの課題(難しいもの/簡単なもの)を見せ、どちらに取り組むか選ばせる
(結果)
1グループ 多くが簡単な方を選んだ
2グループ ほぼ半々
3グループ 多くが難しい方を選んだ
②最初のテストより簡単なテストを、全グループに受けさせる
(結果)
1グループ 点数が下がった
2グループ 変化なし(?)
3グループ 点数が上がった
この実験結果より、
「頭がいい」と誉められたグループのパフォーマンスが下がったのは、
・自分は頑張らなくてもできると思い、努力しなくなる
・成功しなかったら格好悪いと思い、失敗を恐れ挑戦を避けるようになる
・また、もしも実際に悪い成績を取ると、自分には能力が無いと思い無力感にさいなまれる
ということだ。
《結論》
誉めることは大事だが、その誉める対象が重要である。
「能力」に対する誉め言葉は、このように悪影響を与える。
対して、努力などの「行動プロセス」を誉めることで、またさらなる努力を引き出すことが出来る。
結果、その努力が実を結び、成功する確率も高くなる。
関連して思うのは、
「結果」についても誉めることにも、弊害があるのではないか?
結果が誉められることで、「また次も結果を出さなければ」という強迫観念が芽生えることは実際にある。
人材育成にあたる人にとって、
「行動プロセス」や「成果でなく内なる成長」
をしっかりと見てあげることが重要だと思う。
Posted by とん at 00:01│Comments(0)
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