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2007年05月23日

研修の作り方③ 人の集中力は10分が限界

今日の研修を作るうえでのポイントは、

3.聞く側の集中力(持続力)を見越したカリキュラム(時間編成)

について。


たとえば、同じ3時間の研修でも、受ける側からすれば

「長いなあ~、はよ終わらんかな」

と感じるときと、

「えっ、もう終わったん? はやっ!」

と感じる時に分かれます。


前者のように、言うならば「だらけた雰囲気」が漂ってしまう主な原因に、

「同じことを長くやらせてしまっている」

ことが挙げられます。


たとえば、講師が話を30分以上続けてしまったりすると、
いくらいい話をしていたとしても、
聞く側の頭の中の「歩留まり」は、決して高くはなりません。

せいぜい続けるとして、10分程度でしょうか。


あと、チームディスカッションをしてもらったりしますが、
抽象的なテーマになると自ずと時間がかかり、意見交換レベルではそれなりに成果は上がるのですが、
何か1つのゴールに向かって答えを導いた という感覚は乏しくなります。

この場合は、もっとディスカッションテーマを具体化して(噛み砕いて)、
短い時間で1つのゴールに向かわせることが必要です。

とにかく、ひとつの作業(聞く、話す、書く)をしてもらうのに、
たいていの人の集中力が続くのが

10~15分

というのが経験則です。


それ以上になると、私語を始めたり、ボーッとし始めたり、腰が落ち着かなくなったり、
という状態になります。


つまり、

「受講者に飽きさせずに、集中力を持続させるためのカリキュラム編成」

が研修成功の大きなツボになります。


ひとつの作業時間を10~15分間隔で区切るのもひとつですし、

次のテーマになりますが

作業の種類(聞く、話す、書く 等)のバリエーションに変化をもたせる

ことも重要です。

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