2010年10月01日
スピーチ原稿の覚え方
せっかく時間をかけて準備したスピーチ原稿も、
本番で前に立った瞬間、緊張で頭が真っ白に・・・
なんていう経験をされた方も多いのではないでしょうか?(私もやってます)
そんな状況を招かないために、あれこれと対策を打ちますが、
その中で陥りがちなパターンをお教えします。
ダメなパターン1.一字一句暗記する
原稿を一字一句、入念に暗記し、暗唱できる状態までにする人がいます。
しかし、ここでのリスクは、融通が利かないために、
1箇所でも詰まってしまうと前に進めなくなってしまいます。
また、その暗記にかける時間も膨大でもったいないです。
ダメなパターン2.メモを見ながらしゃべる
それならと、最初からメモを手元において、スピーチをする人もいます。
しかし、それは「官僚が作った作文を読むだけの国会答弁」のようなもので、
スピーカーの想い・熱意が、聞き手には伝わりません。
覚えるポイント1.ブロックで覚える
話の構成をブロックに分け、
1.最近新聞で読んだ○○の記事
2.仕事で直面した●●のケースについて
3.先輩からのアドバイス「・・・・」
4.結論として、××における対処方法
というように、大見出しと話す順番だけをしっかりと頭に入れておきます。
覚えるポイント2.キーワードを覚える
その上で、各ブロックにおいて言いたいこと、言い逃したくないこと
を「キーワード」を軸に覚えておきます。
特に、「固有名詞」と「数字」を、
はっきりと迷わず伝えることで、
話にメリハリがつき、説得力が増します。
覚えるポイント3.つなぎの言葉を覚える
準備において、
「1人ロープレにより、言葉のつなぎのスムーズさをチェックする」
という記事を書きましたが、
ブロックごとのつなぎがスムーズにいかないと、
聞き手の理解に支障を来たすので、
つなぎの言葉もしっかりと頭に入れます。
以上1.2.3のポイントだけをしっかりと頭に入れておき、
あとの部分は、聞き手の反応などに応じ、
自然な言葉を使って話せればベストです。
本番で前に立った瞬間、緊張で頭が真っ白に・・・
なんていう経験をされた方も多いのではないでしょうか?(私もやってます)
そんな状況を招かないために、あれこれと対策を打ちますが、
その中で陥りがちなパターンをお教えします。
ダメなパターン1.一字一句暗記する
原稿を一字一句、入念に暗記し、暗唱できる状態までにする人がいます。
しかし、ここでのリスクは、融通が利かないために、
1箇所でも詰まってしまうと前に進めなくなってしまいます。
また、その暗記にかける時間も膨大でもったいないです。
ダメなパターン2.メモを見ながらしゃべる
それならと、最初からメモを手元において、スピーチをする人もいます。
しかし、それは「官僚が作った作文を読むだけの国会答弁」のようなもので、
スピーカーの想い・熱意が、聞き手には伝わりません。
覚えるポイント1.ブロックで覚える
話の構成をブロックに分け、
1.最近新聞で読んだ○○の記事
2.仕事で直面した●●のケースについて
3.先輩からのアドバイス「・・・・」
4.結論として、××における対処方法
というように、大見出しと話す順番だけをしっかりと頭に入れておきます。
覚えるポイント2.キーワードを覚える
その上で、各ブロックにおいて言いたいこと、言い逃したくないこと
を「キーワード」を軸に覚えておきます。
特に、「固有名詞」と「数字」を、
はっきりと迷わず伝えることで、
話にメリハリがつき、説得力が増します。
覚えるポイント3.つなぎの言葉を覚える
準備において、
「1人ロープレにより、言葉のつなぎのスムーズさをチェックする」
という記事を書きましたが、
ブロックごとのつなぎがスムーズにいかないと、
聞き手の理解に支障を来たすので、
つなぎの言葉もしっかりと頭に入れます。
以上1.2.3のポイントだけをしっかりと頭に入れておき、
あとの部分は、聞き手の反応などに応じ、
自然な言葉を使って話せればベストです。
2010年09月29日
聞き手の思考スピードに合わせる(コントロールする)
スピーチでありがちなのは、
・緊張して早口になってしまう
か、
・準備した内容を時間内に詰め込もうとして早口になってしまう
というパターンです。
話すスピードが遅すぎて不快感を与えるというのはあまりなく、
どちらかというと、早口になり、聞き手の理解が追いつかないことが多いですね。
しかし、一概に話すスピードが速いと駄目、遅いほうが良い といえるものでもなく、
テーマに書いたように、
「聞き手の思考スピード」
つまり、
「聞き手が理解・吸収できるスピード」
で話すのがベストです。
ここでは、コツを3つお伝えします。
1.聞き手の思考スイッチを入れる
言いかえると、「聞き手に自分の頭で考えさせるきっかけを与える」ことです。
それに最も効果的なのは、
「質問すること」
です。
例えば、
「皆さんには、●●の経験は無いでしょうか?」
「○○の作家の本を読んだことがある人はいらっしゃいますか?」
という様に、簡単な質問を冒頭で投げることで、
「さて、自分はどうだったかな?」
と考えて始めてもらうのです。
2. 聞き手の予備知識の量に配慮する
話そうとするテーマに関して、聞き手がどの程度の予備情報を持っているかを推し量ります。
例えば、社内の誰もが知っているお客様についての話をするのであれば、
改めてそのお客様に関しての説明をだらだら続けてしまうと、
聞き手としては「もう分かってるから次に進んでよ!」と内心思ってしまいます。
逆に、ほとんどの人が知らないことについて話すのであれば、
ある程度の情報を入れた上でないと、聞き手は話に入ってきません。
人間、分からないことがあるとその先に思考が進まないものです。
3. 間(ま)をとる ~沈黙は雄弁なり~
まったく隙間を与えずしゃべり続けられると、聞いていて疲れます。
逆に話の節目節目で、間(ま)をとることを意識します。
頭の中で、「1、2,3」と数えるように。
その間(ま)において、聞き手は勝手に、
それまでの話を自分の頭の中で整理し、解釈を加えようとします。
沈黙を与えることで、逆に聞き手の中で話を深めることができるのです。
また、間(ま)は、次の言葉に対する期待感を高める効果も期待できます。
2,3秒沈黙が続くと、聞き手は次の言葉を待つことに神経を集中させるようになります。
以上のように、まずは聞き手の思考スピードにあわせてあげることが必要であり、
また一方で、
聞き手の思考スピードを意図的にコントロールする力を、
スピーカーは持つことができるのです。
・緊張して早口になってしまう
か、
・準備した内容を時間内に詰め込もうとして早口になってしまう
というパターンです。
話すスピードが遅すぎて不快感を与えるというのはあまりなく、
どちらかというと、早口になり、聞き手の理解が追いつかないことが多いですね。
しかし、一概に話すスピードが速いと駄目、遅いほうが良い といえるものでもなく、
テーマに書いたように、
「聞き手の思考スピード」
つまり、
「聞き手が理解・吸収できるスピード」
で話すのがベストです。
ここでは、コツを3つお伝えします。
1.聞き手の思考スイッチを入れる
言いかえると、「聞き手に自分の頭で考えさせるきっかけを与える」ことです。
それに最も効果的なのは、
「質問すること」
です。
例えば、
「皆さんには、●●の経験は無いでしょうか?」
「○○の作家の本を読んだことがある人はいらっしゃいますか?」
という様に、簡単な質問を冒頭で投げることで、
「さて、自分はどうだったかな?」
と考えて始めてもらうのです。
2. 聞き手の予備知識の量に配慮する
話そうとするテーマに関して、聞き手がどの程度の予備情報を持っているかを推し量ります。
例えば、社内の誰もが知っているお客様についての話をするのであれば、
改めてそのお客様に関しての説明をだらだら続けてしまうと、
聞き手としては「もう分かってるから次に進んでよ!」と内心思ってしまいます。
逆に、ほとんどの人が知らないことについて話すのであれば、
ある程度の情報を入れた上でないと、聞き手は話に入ってきません。
人間、分からないことがあるとその先に思考が進まないものです。
3. 間(ま)をとる ~沈黙は雄弁なり~
まったく隙間を与えずしゃべり続けられると、聞いていて疲れます。
逆に話の節目節目で、間(ま)をとることを意識します。
頭の中で、「1、2,3」と数えるように。
その間(ま)において、聞き手は勝手に、
それまでの話を自分の頭の中で整理し、解釈を加えようとします。
沈黙を与えることで、逆に聞き手の中で話を深めることができるのです。
また、間(ま)は、次の言葉に対する期待感を高める効果も期待できます。
2,3秒沈黙が続くと、聞き手は次の言葉を待つことに神経を集中させるようになります。
以上のように、まずは聞き手の思考スピードにあわせてあげることが必要であり、
また一方で、
聞き手の思考スピードを意図的にコントロールする力を、
スピーカーは持つことができるのです。
2010年09月25日
前置き・言い訳をしない
皆さんは、宴席のスピーチなどで、
「いやあ~、私なんかがお話しさせていただくのは、・・・」
とか、
「何を話そうか迷ったんですが・・・」
「なかなかいいテーマが思いつかなかったのですが・・・」
というような前置き・言い訳をだらだらと聞かされて、
うんざりしたり、白けたことはないでしょうか?
スピーチは、誰しも
「できればやりたくないなあ・・・」
という消極的な気持ちで臨むことが多いでしょう。
しかし、それがそのままスピーチの場で言葉に出してしまうと、
聞き手にとっては不快な言い訳文句からのスタートになってしまいます。
たとえ、準備段階で苦労したり、自信がなかったとしても、
それは決して口には出さない、と心に決めましょう。
口に出した瞬間に、
聞き手に対する説得力は弱まりますし、
何より、その言い訳を聞かされている聞き手の時間を奪ってしまうことになります。
これは、上手い下手の問題でなく、覚悟を決めるだけのことですので、
意識すれば誰にでもできることです。
「いやあ~、私なんかがお話しさせていただくのは、・・・」
とか、
「何を話そうか迷ったんですが・・・」
「なかなかいいテーマが思いつかなかったのですが・・・」
というような前置き・言い訳をだらだらと聞かされて、
うんざりしたり、白けたことはないでしょうか?
スピーチは、誰しも
「できればやりたくないなあ・・・」
という消極的な気持ちで臨むことが多いでしょう。
しかし、それがそのままスピーチの場で言葉に出してしまうと、
聞き手にとっては不快な言い訳文句からのスタートになってしまいます。
たとえ、準備段階で苦労したり、自信がなかったとしても、
それは決して口には出さない、と心に決めましょう。
口に出した瞬間に、
聞き手に対する説得力は弱まりますし、
何より、その言い訳を聞かされている聞き手の時間を奪ってしまうことになります。
これは、上手い下手の問題でなく、覚悟を決めるだけのことですので、
意識すれば誰にでもできることです。
2010年09月22日
3分で話をまとめる
「3分間スピーチ」と銘打っているわけですので、
あくまで3分間でまとめるのが大前提です。
(もちろん、扱いとして「だいたい3分」という程度の位置づけにしている場合もありますので、
ケースバイケースです)
ここでは、3分で話をまとめるためのコツとして、2つ紹介します。
1.3分の文量を知ること
何回かスピーチをすれば、大まかな文量はつかめます。
例えば、「話し言葉でA4の便箋に2枚分」とか、
「キーワードのみでA4一枚分」とか、
自分なりの感覚がつかめれば十分です。
準備の際は、その文量で収めるよう、意識します。
2.無駄な言葉をそぎ落とすこと
前に述べたような「起承転結」の構成を完成させると、
大抵話は長くなりがちです。
その場合、構成要素である「起承転結」の部分だけをしっかり残し、
それ以外の無駄な言葉を意識的に省かないと、
3分からはみ出すことになります。
無駄な言葉にも、いろんな種類があって、
①前置き・言い訳
「何を話そうかといろいろと考えてみたんですが・・・」
というような前置きは時間の無駄です。
②説明
「分かりやすく話そう」という意識が強すぎると、
回りくどい説明に時間を取られることになります。
③重複
例えば、「先ほど言ったように○○です」という文は重複なので不要です。
④語尾
その人の話し方のクセでもありますが、
例えば、「○○というように思います」という語尾にすると、だらだらと文が長くなります。
これを、「○○です」と言い切った形で締めれば、それだけで語尾が短縮できます。
⑤擬音
「え~」とか、「あの~」とかいう、語り出しでの無駄な言葉は不要ですし、
これが多くなるとそれだけで結構時間を取られてしまいます。
以上のように、無駄な言葉をそぎ落とし、
わずか3分という制限時間の中で伝えたいことを完結にまとめる、というのは、
いわば俳句や短歌にも通じる日本語の美学でもあります。
(とまで言うと大げさですが、これは立派な1つのプレゼンスキルだと思います。)
たかが3分といえども、聞き手が10人いれば30分の時間を消費するわけですし、
1分話が伸びてしまえば、10分間の時間ロスです。
ビジネスマナーとしても、決まった時間内に話し切ることは重要と言えます。
あくまで3分間でまとめるのが大前提です。
(もちろん、扱いとして「だいたい3分」という程度の位置づけにしている場合もありますので、
ケースバイケースです)
ここでは、3分で話をまとめるためのコツとして、2つ紹介します。
1.3分の文量を知ること
何回かスピーチをすれば、大まかな文量はつかめます。
例えば、「話し言葉でA4の便箋に2枚分」とか、
「キーワードのみでA4一枚分」とか、
自分なりの感覚がつかめれば十分です。
準備の際は、その文量で収めるよう、意識します。
2.無駄な言葉をそぎ落とすこと
前に述べたような「起承転結」の構成を完成させると、
大抵話は長くなりがちです。
その場合、構成要素である「起承転結」の部分だけをしっかり残し、
それ以外の無駄な言葉を意識的に省かないと、
3分からはみ出すことになります。
無駄な言葉にも、いろんな種類があって、
①前置き・言い訳
「何を話そうかといろいろと考えてみたんですが・・・」
というような前置きは時間の無駄です。
②説明
「分かりやすく話そう」という意識が強すぎると、
回りくどい説明に時間を取られることになります。
③重複
例えば、「先ほど言ったように○○です」という文は重複なので不要です。
④語尾
その人の話し方のクセでもありますが、
例えば、「○○というように思います」という語尾にすると、だらだらと文が長くなります。
これを、「○○です」と言い切った形で締めれば、それだけで語尾が短縮できます。
⑤擬音
「え~」とか、「あの~」とかいう、語り出しでの無駄な言葉は不要ですし、
これが多くなるとそれだけで結構時間を取られてしまいます。
以上のように、無駄な言葉をそぎ落とし、
わずか3分という制限時間の中で伝えたいことを完結にまとめる、というのは、
いわば俳句や短歌にも通じる日本語の美学でもあります。
(とまで言うと大げさですが、これは立派な1つのプレゼンスキルだと思います。)
たかが3分といえども、聞き手が10人いれば30分の時間を消費するわけですし、
1分話が伸びてしまえば、10分間の時間ロスです。
ビジネスマナーとしても、決まった時間内に話し切ることは重要と言えます。
2010年09月21日
一人ロープレで、言葉のつなぎをチェックする
さて、それではスピーチの構成が完成したとして、それで万全に話せるかというと、
まだやるべきことは残っています。
それが、「1人ロープレ」です。
ロープレとは「ロールプレイング(役割演技)」の略語で、
よく研修などで「評価面談ロープレ」「商談ロープレ」と題し、
1対1の面談形式での場面設定をし、本番さながらの予行練習に臨むことがあります。
スピーチの場合、1人でその予行練習ができますので、「1人ロープレ」と勝手に呼ぶことにします。
ロープレでは、実際に話す(スピーチする)場面を想定し、
冒頭のテーマ発表「それでは本日は○○についてお話しします。・・・」
というところから、話し言葉を口にしていきます。
事前の構成を作るところでは、
伝えるべき話材・結論を書き並べるという作業にとどまっていますが、
実際に構成したものをスピーチとして口に出してみることで、
重要なチェックを行うことが出来ます。
それが、「言葉のつなぎ」です。
言葉のつなぎとしては、例えば
・順接 ~「だから、・・・」
・逆説 ~「しかし、・・・」「ところで、・・・」
・並列 ~「また、・・・」
・転換 ~「話は変わりますが、・・・」
などがありますが、
こういう言葉のつなぎを口に出して補ってみると、
「どうもつながりがおかしい」
「しっくりこない」
というところが結構出てきます。
それは、そもそもの構成において、
論理展開が不明瞭であったり、
話の一貫性にかけていたりする箇所なのです。
構成や話材を考えているときは、
自分の頭の中では流れができているつもりになっていても、
聞き手にとっては話の流れが充分にスムーズでないと、
案外理解してくれないものです。
このロープレにより、
つなぎの言葉まで迷い無く準備しておくことで、
聞きやすさ・わかりやすさは格段に向上します。
まだやるべきことは残っています。
それが、「1人ロープレ」です。
ロープレとは「ロールプレイング(役割演技)」の略語で、
よく研修などで「評価面談ロープレ」「商談ロープレ」と題し、
1対1の面談形式での場面設定をし、本番さながらの予行練習に臨むことがあります。
スピーチの場合、1人でその予行練習ができますので、「1人ロープレ」と勝手に呼ぶことにします。
ロープレでは、実際に話す(スピーチする)場面を想定し、
冒頭のテーマ発表「それでは本日は○○についてお話しします。・・・」
というところから、話し言葉を口にしていきます。
事前の構成を作るところでは、
伝えるべき話材・結論を書き並べるという作業にとどまっていますが、
実際に構成したものをスピーチとして口に出してみることで、
重要なチェックを行うことが出来ます。
それが、「言葉のつなぎ」です。
言葉のつなぎとしては、例えば
・順接 ~「だから、・・・」
・逆説 ~「しかし、・・・」「ところで、・・・」
・並列 ~「また、・・・」
・転換 ~「話は変わりますが、・・・」
などがありますが、
こういう言葉のつなぎを口に出して補ってみると、
「どうもつながりがおかしい」
「しっくりこない」
というところが結構出てきます。
それは、そもそもの構成において、
論理展開が不明瞭であったり、
話の一貫性にかけていたりする箇所なのです。
構成や話材を考えているときは、
自分の頭の中では流れができているつもりになっていても、
聞き手にとっては話の流れが充分にスムーズでないと、
案外理解してくれないものです。
このロープレにより、
つなぎの言葉まで迷い無く準備しておくことで、
聞きやすさ・わかりやすさは格段に向上します。