電機製品にもモチベーション!

とん

2006年10月12日 00:00

モチベーションっていうと、

たいてい「社員のモチベーションを高めるには・・・」

という話が多いが、

ここでは「お客さんのモチベーションを高める」という話。


土曜の日経プラスワンに、「掃除機のランキング」が載ってたけど、

さすがに掃除機が発明(?)されてから40年(位?)もたてば、

どこのメーカーもパクリ合ったり改良したりと、

差別化が難しくなっている様子。

そんな中で、使うお客さんのモチベーションを切り口にした記述があったので、目にとまりました。


曰く、掃除は家事の中でも料理や洗濯と比べて達成感が少なく、やりがいが少ないので(←これについてはちょっと異論がありますが・・・)、

掃除の面白さを演出した商品を作ったとのこと。


ひとつは松下の掃除機で、ハウスダストを発見すると、「発見ランプ」でお知らせするというもの。

もうひとつはダイソンの掃除機で、ごみが溜まる部分が透明で、ごみがぐるぐる回りながら入っていくのが見えて面白い、とのこと。

どちらも、いわゆる「見える化」をすることで、掃除する人のモチベーションを高める工夫をしたもの。


我々コンサルティングのような無形の仕事は、お客さんを動機付けていくことが重要ですが、

掃除機のようないわゆる形あるモノのマーケティングでも、これからはモチベーション発想が差別化のポイントになりそうですね。

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