スピーチテーマの探し方 ④問題提起する
せっかくスピーチの機会が与えられるのであれば、
聞き手(会社の人たち)に、今感じている問題点を堂々と訴えることができます。
・社内のコミュニケーション全般について
・上司・部下間の信頼関係
・報連相の漏れ
・接客、顧客対応の問題点
・部門間の連携の悪さ
・本来あったはずの大切な風土・行動のリマインド(助け合いとか、あいさつとか・・・)
・コンプライアンスの問題
などなど、仕事上の身近なことで問題を感じることは多いでしょう。
それを、飲んでいるときや社内のゴシップ話にして憂さ晴らしをするのもひとつですが、
やはりオープンな場で問いかける姿勢が大切です。
その時に気をつけるべきことは、
その場で特定個人への攻撃になったりして、人を傷つけたり、単なる不快感を与えるだけに終わってしまうのは避けたいところ。
そこで威力を発揮するのが「比喩の力」
同じことを言うのでも、例え話や他の事例を持ち込むことで、
問題点に対して、同じ客観的な視点で望むことができます。
コンプライアンス上の問題が発生したときであれば、
社内の連携の悪さだけを訴えるのではなく、
他社(最近であれば船場吉兆、ちょっと前なら不二家、雪印・・・)の事例を交えることで、客観的に問題意識を引き出すよう工夫するでしょう。
直接的に指摘したら棘があることも、
比喩(事例)の力で刺々しさを抜き、逆に説得力を高めるよう工夫します。
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