研修の作り方④ 動作の組み合わせ
今日は、
4.学習効果を高めるための、「読む・書く・話す・考える」といった動作の組み合わせ
について。
イメージで言うと、
「脳みそをいろんな角度からつつきまわす!」
という感じです。
たとえば、「読む」という動作で考えたときに、
◆一人で読む(黙読)
◆一人で読む(音読)
◆みんなの前で読む(音読)
◆何かをチェックしながら読む(問題箇所を探す など)
◆・・・・
といったバリエーションが考えられます。
次に「書く」という動作。
これにもいろんな意味合い・狙いがあります。
◆書き取る(講師が言ったことや、ホワイトボードに書いたことを) ⇒キーワードが流されないように押さえる
◆書き写す(データから特定の数値を拾って書く など)⇒思考の土台を作る
◆模造紙に書く ⇒人に見られる前提で書くので、コミットさせる要素が強い
「話す」
◆1対1で話す ⇒逃げ場がないので、その分濃いコミュニケーションがとれる
◆グループで話す ⇒多くの人の考えに触れられる。また、何か一つのゴールに向かう場合、高度なコミュニケーション(全員の話を聞き、理解した上で情報を集約・選択し、それを他グループの人にも理解できるようにまとめる)
◆全員の前で話す ⇒ひとつの宣言・儀式的効果がある
といった具合です。
それぞれの動作には必ず何らかの意味合いがあり、
それらをきちんとした狙いを持って組み立てることが大切です。
また、これらの動作をすることで、
思考がスタートし、広がり、収束し、定着する
といった効果があります。
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