ユニチャーム ~平準化理論~

とん

2010年01月12日 13:09

ふと目に留まった「ユニ・チャーム SAPS経営の原点」に、いろいろヒントとなることがありました。





ひとつ印象に残ったのは「平準化」というキーワード。

筆者はユニチャーム子会社の社長ですが、
ユニチャームが模範としているトヨタ・カンバン方式の理論として、
「平準化」と言われるものがあります。

例えば、月間目標数値があったときに、
ありがちな「月末押し込み販売」で目標を達成したとしても、
その達成には余り価値がありません。

ゴールとなる目標に向かって、一直線・一定のペースで(著書では45度の直線と表現)進捗していくのが最も正しい、という話です。

ですから、途中の進捗で、45度直線で遅れている場合はもちろんのこと、
45度直線を上回るペースで進んでいる場合も、何か無理・しわ寄せが生じていないか?というチェックが必要とのことです。

「継続は力なり」という言い古された言葉を思い出しますが、
たとえ歩みは遅くても、着実に進み続けることこそが後から人間力・組織力として跳ね返ってくるわけです。(ウサギとカメの逸話はその代表例)

このブログも、もっとペースを平準化して進めていかないとなあ、という反省しきりです。(極端なスローペースながら続いていることを是とも言えますが・・・)

何事にせよ、この1年を、「どんなペースで平準化して歩み続けられるか?」がとにかく大事です。

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