真田軍記
大好きな作家 井上靖の
「真田軍記」
短編集ですが、
なんでこうも真田家周りの話・小説は面白いんでしょうねえ
池波正太郎の「獅子」
もおすすめです。
ここに出てくる武士たちの共通項は、
自分の死に場所・死に時を見極めていること
それと同時に、
自分が何に(誰に)尽くすか?
という答えを明確に持っていること。
そこにあるのは、何が客観的に正しいか?間違っているか?ではなく、
自分なりの答えです。
例えば、徳川方についた真田信之と、豊臣方についた真田昌幸・幸村
これはどちらが正しいか?という話ではなく、
親子の縁を断ち切ってまで持った、確固たる信念です。
翻って、何かと選択肢の多い現代。
いろんな打算も絡んで、あれこれ迷うことも多いのが現実です。。。
死に場所とまではいかずとも、
自分なりのタイムリミットを持って、
その場その場で力を尽くすことができるか?集中しきれるか?
に挑みたいものです。
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