流してしまう怖さ
忙しいとついつい、いろんなことを流してしまう
慣れてくるとついつい、適当にこなしてしまう
今日もある社長さんと話す機会がありましたが、
ほぼこの1年、毎月赤字を出し続けているという話。
この不景気の中でその手の話が多すぎるのもありますが、
なんとなく感覚が麻痺して、「よくある話」と聞き流してしまいそうな自分がいます。
しかし、経営者ご本人にとっては身を切り裂き続けているような話です。
例えば「挨拶」ということを例にとっても、
来社されるお客様に対して、どれだけ挨拶ができているか?
どうしても、自分のお客様でなければ、適当に見て見ぬふりで済ませてしまいがち。
この辺から、お客様が会社を見る目が、変わってしまうのでは。
最近あった顧客クレームで、
料金の「自動引き落としシステム」を顧客了解のうえとっていたものの、
年1回の契約更新時に、
「何の挨拶も無かった!!」というクレーム。
もちろん、契約上は何の問題もないものの、
これも「入金に慣れてしまうことで、流してしまってた問題」といえます。
商売の基本に立ち返って考えれば、
金銭の授受である「入金」(回収)というのが、どれほど重い意味を持った行為であるかを、思い出せるはずです。
忙しいときこそ、
目の前の事象ひとつひとつに敏感なアンテナを張り、
相手のちょっとした気持ちの変化などを嗅ぎ取り、
対応していかないと、
忙しさが一段落したときに、周りに誰もいなかった、何て事にもなりかねません。
「忙」=「心を亡くす」になってしまわないようにしたいものです。
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