大卒内定企業を見て思うこと
先週の新聞記事で憤慨したこと。
「2008年大卒内定状況」
内定者人数トップ10社のうち、7社が同一業種です。
お分かりかと思いますが、それが「金融業」。
その増員の理由として挙げられていたのが、
銀行 ⇒富裕層向けの資産運用の営業拡大
保険 ⇒保険金不払い問題を受け、その体制強化
の2つ。
お勤めの方には大変恐縮ですが、
私が個人的にそれらの仕事に感じるのは、
「直接的に文化も生み出さない仕事」
であること。
そこに優秀な学生が取られるのはどうか?
もっと広い視野(国全体)、長いスパンで考えた時、
特殊技術を磨く製造業とか、グローバルに展開できる人材を育てる企業とか、
そんな企業への人材供給が客観的に見て必要なのではと思います。
そうはいっても、決めるのは学生本人。
しかしながら、自分自身の経験からも、
進路の意思決定に関して、学生は「無能力者」
つまり、実質的なところ、
例えば事業内容とか、組織の良さとか、自分自身の特性とのリンクなど、
そこをきっちりと見極めたうえで判断できないケースが多いと感じます。
それよりも、親が安心するか?友達と比べて遜色ないか?
そういう形式的なところで見てしまう人も多いはずです。
企業サイドからも、
「実質的な部分で共鳴してくれる人がいるはず」という迷信から脱した採用戦略が必要になるでしょう。
1.形式的な部分で、学生から見てメリットと感じられる情報をまく
2.多くの人に集まってもらったうえで、実質的なところを詰める
そんなプロセスが必要になってくるでしょう。
これからわが社でも採用活動を強化する中で、
詳細なプランを練っていきます。
そんな学生の特質を取って活動をする必要あり
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