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2006年12月26日

数字が曖昧な人は行動も曖昧


年末が迫り、新年の目標を立てる方も多いかと思います。

私の所属する会社でも、たまたま決算が12月ということもあり、

暦の上でも会社年度の上でも文字通り新年を迎えます。


当然、会社としての目標数値や、自分自身の目標もあり、

それに向けての行動計画も考えている最中です。

普段接するほとんどの会社でも、数値目標をたてておられますが、

・昔から数値目標にうるさく、社員が強迫観念にかられている会社

・「上から押し付けられた」という意識しか持てない会社

・数字は形式的には作るが、「建前」という意識したもてない会社


等々、充分に機能していないケースは多々あります。


また、いろんな人と話していると、
「数字目標に縛られてあくせく働くのはかっこ悪い」
とか、
「どうせ計画なんか立てても、その通りにはならないから・・・」
と言う人がいますが、

そういう人に限って、「行動の軸」をもてていないケースが多いように感じます。

目標には、数値と期限があります。

目標意識を持っている人は、

「いつまでにどんな結果を出すためには、どの時期に何をしておかないといけないか」という思考が生まれます。

その意識がない人は、

なんと無くその場その場を頑張って(きつい言い方をすると、ほとんどが自分の中で言い訳を作りながら、というケースが多いですが)、気がついたら、1年が経っていた


という時間の過ごし方をしています。

「あるときはこれが大事、あるときはこっちが大事・・・」

という風に周りの状況に振り回されることが多く、結局振り返って何が身についたのか分からない。行動がぶれまくる。

もちろん、数値目標なしで、例えば強い使命感や動機を「行動の軸」にすえて動けるのが理想かもしれません。

しかし、私が見る限り、そんなことができる人は、一部の経営者とか、一部の突き抜けたビジネスマンだけで、多分20人に1人くらいのもんでしょう。

その意味で、数値目標というのは、
弱い自分自身の行動に軸を持たせる一つのツールなわけで、

少なくとも、会社の中で数値目標もつべき立場の人は、自分の意思で目標を組みたて、
それに向けて自らの(もしくはチームの)行動を推し進めなければなりません。

世の中の風潮として、
数値目標とは、いわゆるノルマとして押し付けられるものであり、社員のストレスを増やしたり、目先のことだけにとらわれてしまって良いことがない、
という論調が目立ちますが、
それは、数値目標を扱う人の意識レベルが低いだけ、あるいは自己正当化していたりすることが多いと感じます。

数値目標というものに対して嫌悪感を持つ人が増えているような気がしますが、
その意義をは以上のように定義付けられると思います。



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