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2009年01月14日

何のために働くのか

「何のために働くのか」

という、まさにズバリのタイトルの本を、

SBIホールディングスの北尾社長が書かれてます。

若手社員や新入社員向きに、平易な文章で書かれていますが、
経営者やベテラン社員に至るまで、
働く者全てにとっての普遍的なテーマだといえます。





私なりに感じた筆者のメッセージをまとめます。


1.変えられない物事に対する気の持ち方

「天の存在」について何度も触れられているが、
それは決して宗教じみたことではない。
人間生きていくうえで、
自分ひとりの力だけでは動かせないもの(人との縁や社会情勢)に大きく影響を受けており、
それらに一喜一憂していても、物事は好転していかない。

「運命は変えられない」という謙虚な気持ちを持つ一方で、
「自力で変えられる物事に対する働きかけを尽くしているか」
という問いも持たなければならない。

言い換えると、「人事を尽くして天命を待つ」
という状態を常に作り出しているか?を
自らに問いかけなければならないのである。

(※この点では、「7つの習慣」との共通点も多い)


2.続けることの意義

例えば私は10年間同じ仕事を続けているが、
それでもやはり「本当にこれでいいのか?」「まだまだやり切れていないことが多いのではないか?」
と思うことは多い。

それは、もっと経験のある人や、社会的に認められている人でも皆同じ心境ではないだろうか?
逆に、満足してしまったらその時点で成長が止まってしまう。

その不安に打ち勝つために、自分ができることは一つしかない。
それは、「自分が納得できるまで努力し続けること」

しかし、その道のりにはゴール地点がなかなか見えず、
少し走っては不安になり立ち止まってしまう。
その時、再び走り出すための勇気をもらう、
または別の道に進むのであればそう判断できる状況とは何かを教えてくれるのがこの本である。

たかが数年で、思うような成功は得られない。
本当に道を究めるためには、20年30年と、
我々のような凡人は歩み続けなければならないと感じる。



3.「人の道」とは何か?

そのひとつの答えを、論語に代表される中国古典に見出している
他にも考え方はあろうが、古くから日本人の思想に影響を与えている原典に立ち返ることは自然であり、
違和感のない答えを見つけられる。
もちろんそれだけにとらわれず、自分なりの哲学を持つことは大事である。

コンサルタントに限らず、お客様と長きにわたって関係を築くには、
スキルよりも「人格」とか「姿勢」が見られているのは確かである。

その姿勢とは、

・「信」~約束を守る、
・「義」~正しい行いをする、
・「仁」~相手に思いやりを持って接する に集約される


また、ビジネスマンとして当然求められる「利」や「成果」とは、
上記のような3つの基本姿勢なしで得られるのでなく、
(仮にそれだけで得られたとしても長続きしない)
3つの姿勢によって得られる「徳」によって築いたものでなければ
本物ではない。



以上、一部私見も混じってますが、
概ね以上ようなメッセージを受け取りました。


やはりこのような考え方を体得するには、
筆者のような教育環境の元で育つのが一番だと思いますが、
それを特別な人だけのものととらえず、
日本人全体が、このような「人間教育」として伝えられる哲学を
持つ必要があるでしょう。

・親
とか、
・教育者

はもちろんのこと、

・経営者

・他人に対して指導的な立場にある人

は全て、こういった基本姿勢が必要です。

(基本とはいえ、常に実践するのは大変難しいことではありますが)


そして、これら哲学の重要性に目覚めるのは、
大人になってからでも(もちろん年をとってからでも)
間に合うのであり、
気づいたときから「持続し続ける」ことで、
道は開けるのではないでしょうか。









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