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2008年01月29日

ノーブリス・オブリージュ

ノーブリス・オブリージュという考え方に、最近関心を持っています。
ヨーロッパ発祥の考え方ですが、
「一部の特権階級や資産階級の人には、それ相応の義務や責任を負うべき」
というようなことです。
第一次大戦のときに、イギリスの貴族階級の死傷率が他よりも高かったのは、いざという時にはこの「ノーブリス・オブリージュ」を果たそう、という意識の現われだったと言われています。

最初にこれに似た考え方に触れたのは、
高校時代の恩師が常に言っていた、
「お前らは人の上に立つ人間なるんや!」
という言葉です。
学校の中でもとりわけ「進学コース」と言われるクラスだったこともあり、
「だから、将来その状態を実現するために今学業で努力しろ!」
というメッセージもありますが、一方で
「学業以外でも、それ相応の振る舞いを求める」
というメッセージがこめられていました。
例えば、服装やマナーといったことについてもです。

そういう一種の「エリート思想」のようなものに、
当時は心理的に抵抗もありましたが、
今となっては、その大切さが理解できるようになりました。



コンサルタントという仕事が、高貴なものと言えるかどうかは自分次第ですが、
少なくとも、指導者としての立場、人や企業に影響を与える立場にある以上、
「ノーブリス・オブリージュ」が求められるのだと思っています。


もちろん、この言葉にはもっと広い意味があり、

・社会に対する金銭的寄付や貢献活動
・政治や思想において主導的な役割を果たすこと

も含まれると解釈しています。


とりあえず、今の自分が意識し、行動に移せること
例えば、
「人に自分の言動を見られていることを意識しながら、自分を律すること」
といったことから始めてみたいと思います。

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この記事へのコメント
自分を律する。
これまた難しいですね。
今年も年賀状出せませんでした。
来年こそ、出します(笑)
Posted by ますみ at 2008年01月30日 12:48
>ますみ
おおっ、そういえばそうやったな。
期待せんと待っとくわ。
Posted by とん at 2008年01月30日 22:58
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