2010年04月21日
成長を促す人事制度③ セルフマネジメント
「目標設定」の次の段階が、
ゴールに向かって自分の行動を律し続けるプロセス(セルフマネジメント)
ということになる。
どうしても、会社の人事制度の中の「目標設定」では、
「評価するのは会社であり上司」
という認識が強くなってしまう。
しかしそれでは、本来の目標の主(あるじ)が上司ということにもなりかねない。
あるべき捉え方としては、
「自分自身が目標達成をマネジメントする」
という気構えが必要である。
これは、ドラッカーが唱えたMBOの本来の意味、
Management By Objectives And Self-Control
が最も如実に物語っている。
この理念を人事制度の中で反映させるには、
少しばかりの工夫が必要である。
一つは、前回(成長を促す人事制度②)も記したように、
「目標達成よりも、目標達成プロセスを評価する仕組み」
を取り入れることである。
また2点目として、
「そもそも目標とは時間の経過・環境の変化とともに移り変わるものである」
という前提を踏まえたうえで、「目標の修正を柔軟に行えるルール整備」
が必要となる。
単に、「期末に達成状況が思わしくないから・・・」という消極的理由を安易に認めるのでなく、
前倒し前倒しで進捗確認と軌道修正を図る機会を設けることで、
結果として目標達成の可能性を高めるようなアプローチを促すルールである。
(簡単なことではあるが、いくつかのノウハウがある)
3点目が、
「評価は自己申告をベースに置く」
ことである。
これも、性悪説的な考え方に立つと、「自己申告では信用できない!」となりがちだが、
これまでの経験の中では、
「そもそも、仕事の成果をしっかりと自己申告できる(語れる)ということ自体が、その人の成長の証」
であるケースが多い。
また、目標設定に上司が立会い、
その後もある程度のコミュニケーションを上司がとっていさえすれば、
自己申告の嘘は簡単に見抜けるものである。
以上の3点を制度に組み込むことで、
目標達成プロセスの自己関与を高め、成長を促すことができる。
ゴールに向かって自分の行動を律し続けるプロセス(セルフマネジメント)
ということになる。
どうしても、会社の人事制度の中の「目標設定」では、
「評価するのは会社であり上司」
という認識が強くなってしまう。
しかしそれでは、本来の目標の主(あるじ)が上司ということにもなりかねない。
あるべき捉え方としては、
「自分自身が目標達成をマネジメントする」
という気構えが必要である。
これは、ドラッカーが唱えたMBOの本来の意味、
Management By Objectives And Self-Control
が最も如実に物語っている。
この理念を人事制度の中で反映させるには、
少しばかりの工夫が必要である。
一つは、前回(成長を促す人事制度②)も記したように、
「目標達成よりも、目標達成プロセスを評価する仕組み」
を取り入れることである。
また2点目として、
「そもそも目標とは時間の経過・環境の変化とともに移り変わるものである」
という前提を踏まえたうえで、「目標の修正を柔軟に行えるルール整備」
が必要となる。
単に、「期末に達成状況が思わしくないから・・・」という消極的理由を安易に認めるのでなく、
前倒し前倒しで進捗確認と軌道修正を図る機会を設けることで、
結果として目標達成の可能性を高めるようなアプローチを促すルールである。
(簡単なことではあるが、いくつかのノウハウがある)
3点目が、
「評価は自己申告をベースに置く」
ことである。
これも、性悪説的な考え方に立つと、「自己申告では信用できない!」となりがちだが、
これまでの経験の中では、
「そもそも、仕事の成果をしっかりと自己申告できる(語れる)ということ自体が、その人の成長の証」
であるケースが多い。
また、目標設定に上司が立会い、
その後もある程度のコミュニケーションを上司がとっていさえすれば、
自己申告の嘘は簡単に見抜けるものである。
以上の3点を制度に組み込むことで、
目標達成プロセスの自己関与を高め、成長を促すことができる。
Posted by とん at 22:23│Comments(0)
│組織戦略・人事制度