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Posted by 京つう運営事務局 at

2010年10月05日

スピーチへのコメントの仕方

職場で3分間スピーチを訓練として行う場合は、

スピーカーが話し終わった後に、

聞き手の中の誰かを指名し、スピーチに対するコメントをしてもらうようにします。

その場で当てられてコメントをするというのも、
これはこれで難しいもので、
よほど集中してスピーチを聞いていないと、
なかなかコメントできません。

もっと言えば、
コメントを当てられることを想定して、
その場合は何を話そうか?
と考えながら聞いているくらいでないと、
整理されたコメントはできないでしょう。


コメントをする際は、

概ね以下の3つの観点からコメントすれば良いでしょう。


1.自分が理解したスピーチ主旨の反芻

「●●ということをお伝えされたかったんだと思います(理解しています)」

「○○と××という点がポイントだったと思います」

というように、

「主張点・心情を聞き入れましたよ」というメッセージをスピーカーに対して伝えてあげることで安心を与えるのと、

一方で、そのコメントがスピーカーの意図するものとは違った場合は、

コメントの内容からどの部分でギャップが生じたのかが明らかになります。



2.スピーチ内容に関連した私見

そのテーマ・結論に関して、

賛成・反対も含めて自分がどう感じたか?普段からどう考えているのか?

自分の体験談からの関連事例 ・・・等々

を述べます。



3.スピーチの構成・話し方など、技術的な面へのコメント

・良かった点

はもちろんのこと、

・今後のスピーチに向け、改善を期待する点

を特にしっかりとフィードバックしてあげてください。

例えば、

「声が聞き取りにくい」「表情が硬い」など、話し方のクセ


「結論に割く時間が十分で無く、理解しにくかった」
「結論とそれまでの事例とのつながりが薄く感じられた」

というスピーチの構成についての感想などです。
といったことを、率直に伝えてあげてください。

それが、次回に向けてのよき指針になるでしょう。


以上のように、

3分間スピーチは、
スピーカーにとってだけでなく、
聞き手にとっても素晴らしい訓練の場なのです。


  


2010年10月05日

話に臨場感を持たせる

臨場感を持たせるとは、
「まるで、その現場を目撃している、あるいは自分が体験しているかのような心理状態にさせる」
ということです。

そのためによく用いられるのが、

「落語のような会話形式」

です。

ご存知のように、落語は複数の登場人物の会話形式で1人のスピーカーが話しますが、
それと同じようなことをするのです。

例えば、
「その時、山田さんは私にこういう風に言いました。『佐藤さん、やっぱり●●は本当に難しいですねぇ』」

というように、実際にあった会話のワンシーンを再現します。

単純なことですが、それにより聞き手は、スピーカーの解釈を通して事実を知らされるのでなく、自身が直接その事実を見聞きしたかのように捉えることができます。

単に事実を知らせるだけなら、
「山田さんは●●の難しさを強調していました」
と応えるだけですが、それでは味気ないでしょう。

また、会話形式をはさむことで、話の調子に変化がもたらされ、聞き手を話に引き込む効果もあります。



もう一つ、臨場感を持たせる方法は、

「擬音語・擬態語を使う」ことです。


「その時、目の前がパッと開けて、・・・」

「ゴーッ、という地響きのような音がして・・・」

など、の擬態語・擬音語を入れることで、
話にリズムが生まれ、
聞き手が状況に対するイメージを膨らませるのに一役買います。


スピーカー自身は、自らが体験したことをある程度の興奮を持って受け止め、
だからこそそれをスピーチで話すわけですが、
人は立場が違うため、自分が感じた興奮も、案外人には伝わらないものです。

そのことを肝に銘じ、聞き手に伝えるための味付けを、自分なりに工夫する必要があるのです。

  


Posted by とん at 00:25Comments(0)スピーチでの話し方

2010年10月03日

眼力(めぢから)を使う

何事においても、視線の強さというのは、相手に与える影響力・説得力につながります。

日経スポーツ欄に、「チェンジアップ」というコラムで豊田泰光さんが連載されてますが、
その中にこんな話がありました。

昔、西鉄ライオンズに「バントの名手」と言われる選手がいて、
必ずランナーを進めたいときには代打で起用されていた。
相手チームは当然バントを警戒して、ファースト・サードは前に突っ込んでくるが、
それでも事も無げにバントを成功させる。

そのコツを本人に聞いたところ、それは「目力」にあると。
突っ込もうとする内野手を一旦ジロリとにらみつけることで、
その足を止めることができるという。



視線の強さは、その人の意思の強さや自信を如実に表します。

スピーチの場でも、視線を説得力を高める武器として使うべきです。

まずは、

『視線の置き方・動かし方』

ですが、

ベストなのは、スピーチの中で、聞き手一人ずつ1回以上は視線を合わせることです。
人数が多いとできませんが、10名以下であれば意識すればできます。

あまりじろじろと、5秒も10秒も見つめ続けると違和感が出ますので、
ある程度さらっと視線を流していきます。


聞き手が多い場合には、全員に目配りするのが難しく、
あまりそこに意識を取られすぎてもいけませんので、
簡単にできる

「3点法」

をご紹介します。

正面、および左右両翼に1人ずつ、計3名ターゲットとなる聴衆を決めておきます。
定期的に視点をそこに移動しておけば、
だいたいその周囲にいる人も「自分に話しかけている」ように感じ、
話に引き込むことが出来ます。

3点を意識しないと、結果的に会場の片側だけとか、前の席だけを見て話していたということになりがちです。

ターゲットを決める際には、じっとこちらを見ながら話を聞いてくれたり、うなづいてくれるような人を選びます。

その人と視線を合わせることで、こちらの気分も盛り上がるという効果もあります。



あとは、「目線の強さ」も意識します。

どうしても自信がないと、視線は移動させているのですが「伏目がち」になり、
せっかくの意図・メッセージが伝わりません。

少し目線を上げ、眼を見開くように意識することで、
相手側に与える目線を強くすることができます。


  


Posted by とん at 07:36Comments(0)スピーチでの話し方

2010年10月01日

スピーチ原稿の覚え方

せっかく時間をかけて準備したスピーチ原稿も、
本番で前に立った瞬間、緊張で頭が真っ白に・・・
なんていう経験をされた方も多いのではないでしょうか?(私もやってます)

そんな状況を招かないために、あれこれと対策を打ちますが、
その中で陥りがちなパターンをお教えします。


ダメなパターン1.一字一句暗記する

原稿を一字一句、入念に暗記し、暗唱できる状態までにする人がいます。
しかし、ここでのリスクは、融通が利かないために、
1箇所でも詰まってしまうと前に進めなくなってしまいます。
また、その暗記にかける時間も膨大でもったいないです。


ダメなパターン2.メモを見ながらしゃべる

それならと、最初からメモを手元において、スピーチをする人もいます。
しかし、それは「官僚が作った作文を読むだけの国会答弁」のようなもので、
スピーカーの想い・熱意が、聞き手には伝わりません。



覚えるポイント1.ブロックで覚える

話の構成をブロックに分け、

1.最近新聞で読んだ○○の記事
2.仕事で直面した●●のケースについて
3.先輩からのアドバイス「・・・・」
4.結論として、××における対処方法

というように、大見出しと話す順番だけをしっかりと頭に入れておきます。


覚えるポイント2.キーワードを覚える

その上で、各ブロックにおいて言いたいこと、言い逃したくないこと
を「キーワード」を軸に覚えておきます。
特に、「固有名詞」と「数字」を、
はっきりと迷わず伝えることで、
話にメリハリがつき、説得力が増します。


覚えるポイント3.つなぎの言葉を覚える

準備において、
「1人ロープレにより、言葉のつなぎのスムーズさをチェックする」
という記事を書きましたが、
ブロックごとのつなぎがスムーズにいかないと、
聞き手の理解に支障を来たすので、
つなぎの言葉もしっかりと頭に入れます。


以上1.2.3のポイントだけをしっかりと頭に入れておき、
あとの部分は、聞き手の反応などに応じ、
自然な言葉を使って話せればベストです。

  


Posted by とん at 07:03Comments(0)スピーチでの話し方